緑茶

意外と知らない緑茶パワー

私たちが普段なにげなく飲んでいる緑茶ですが、近年、その健康効果に注目が集まっています。日本人にとって古くからなじみのあるお茶が、実は現代人の生活習慣病に効果があるというのは驚きです。高血圧予防効果やリラックス効果など、意外と知られていない緑茶の力についてご紹介します。

高血圧に緑茶が効果的?

緑茶の健康効果の中でも特に注目したいのが、茶カテキンテアニンという成分によってもたらされる降圧作用と候酸化作用です。高血圧症をはじめとして、メタボリックシンドロームや動脈硬化の予防にも緑茶成分が効果的であることが最近の研究によりわかってきました。さらに、温かいお茶は血管を拡張し、血流をよくして血圧を抑えてくれる働きもあります。但し、成分の中には薬の作用と競合してしまうものもありますので、お薬をお茶で飲むのは避けましょう。

緑茶とは

緑茶

日本茶、煎茶などとほぼ同じような意味で用いられる緑茶ですが、その定義は茶葉を摘み取った後、茶葉の発酵を防ぐ為すぐに加熱したお茶のことを指して緑茶と言われています。発酵を途中で止めたものがウーロン茶、完全に発酵させてしまうものが紅茶となるわけです。また、釜炒り茶という言葉を聞いたことはありませんでしょうか。これは、日本では通常は加熱の際、蒸して発酵をとめるのですが、釜炒り茶は名前の通り、釜で炒って加熱したお茶のことです。中国茶ではこの釜炒り茶のほうが多いそうです。

緑茶にも分類があり、まず大きく分けて抹茶と煎茶があります。抹茶はすりつぶして粉にしたお茶で、煎茶はお湯で煮出したものです。煎茶はさらに分類でき、高級品のものを「玉露」、日常的に飲まれるものを番茶と呼び、玉露と番茶の間のものを指して狭い意味での「煎茶」と呼ぶこともあります。またその他に、茶葉を焙煎した「ほうじ茶」、玄米を加えた「玄米茶」などがあります。

カテキン

カテキン

お茶に含まれる成分の「茶カテキン」の効能には、血圧上昇を抑制する働きがあり、高血圧予防に効果的な成分です。その他にも血中コレステロールを調節する働きもあり、動脈硬化やメタボリック症候群の予防にも適していますし、血糖値を調節する働きもありますので、糖尿病予防にもなることが実験により分かっています。このように茶カテキンには生活習慣病の対策に非常に効果的な成分です。

緑茶その他にも、抗菌作用やアレルギーを抑制する働きがあるので、風邪やインフルエンザ予防にもなり、抗酸化作用、老化抑制効果などから、がんに対する有効性も期待されています。

お茶を淹れるとき、熱め温度で淹れるとお茶にカテキンがよく溶け出します。また、遅摘みの二番茶、三番茶のほうが、新茶よりもより多く含んでいると言われています。

テアニン

テアニン

お茶に含まれるテアニンという成分には、イライラの防止やリラックス効果があります。脳の興奮を和らげて、血圧上昇を抑えると同時に降圧作用もありますので、高血圧症の方にも効果的な成分です。テアニンを摂取すると睡眠時の疲労回復が優れるという結果もあります。

また、緑茶には昇圧作用のあるカフェインが含まれていますが、テアニンはこのカフェインと拮抗し、昇圧をブロックする作用もありますので、血圧の気になる方でも安心して飲むことができるわけです。

実はテアニン緑茶のうまみ成分のひとつでもあり、お茶をじっくりと煮出すことで旨みが増すように、テアニンも多く抽出することができます。また、とりわけ新茶に含まれている量がより多いです。

緑茶効果アップ 牛乳緑茶?

血圧を下げる

緑茶と牛乳、というとあまり聞きなれない組み合わせですが、これが緑茶の降圧作用を持続させる効果があることが、京都大学の研究でわかりました。乳たんぱく質と茶カテキンを同時に摂取することで相乗効果が生まれ、カテキンの働きを高めることができるそうです。作り方は、80〜90度、沸騰直前の温度の牛乳に緑茶を加え、3分間ほど蒸らすとよいそうで、分量は牛乳180mlに対して茶葉は茶さじ1杯とのことです。朝に飲むことで効果的といわれています。なかなか意外な組み合わせですが、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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